中国初の国産空母「002型」が、346A型フェイズドアレイレーダーの搭載を急ピッチで進めている。この作業が終われば、同艦は近日中に海上試験を行う可能性がある。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
002型は今年4月末に進水しすでに6カ月が経過するが、進水前に一部の準備作業を終えていたことから、各種艤装作業がスムーズに進んでいる。このタイミングで海上試験に入るのは理にかなっている。気象条件も、002型が近日中に海上試験を行う理由とされている。冬は一部の海域で氷が張る。11月は黄海と渤海の一部の海域が冬に入る。002型の艤装が順調に進めば、海が凍る前に会場試験に移る可能性がある。
中国国防大学元教授の張召忠氏は先月のテレビ番組で、中国海軍の発展を振り返った。また中国初の国産空母が年末に試験航行を行い、来年にも就役する可能性が高いと述べた。さらに電磁カタパルト、原子力、全電力推進などの先進技術も将来的に、国産空母に搭載される可能性があると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月9日