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japanese.china.org.cn |15. 11. 2017

李克強総理が東アジアサミット出席

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李克強総理が東アジアサミット出席

李克強総理は14日午後にフィリピンで開かれた第12回東アジアサミット(EAS)に出席した。新華社が伝えた。

李総理は「EASは発足以来12年、地域発展の促進、安全・安定維持に尽力し、域内外の国々が共に参加する重要な対話・協力の場となっている。各参加国は『指導者が先導する戦略フォーラム』の位置づけを堅持し、ASEANの中心的地位を堅持し、経済発展と政治安全協力の『両輪駆動』を堅持し、正しい方向を把握し、計画先導を強化し、制度を整備し、EASの長期安定発展を後押しするべきだ」と指摘した。今後の協力について次のように提案した。

(1)地域統合の加速。「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブと「ASEAN連結性マスタープラン2025」の連携を後押しし、中国ASEAN自由貿易圏高度化の成果の実行を加速し、中日韓自由貿易協定、域内包括的経済連携(RCEP)交渉の早期妥結を後押しする。

(2)持続可能な発展の推進。中国側は環境資源管理シンポジウムを主催するとともに、クリーンエネルギーフォーラムと新エネルギーフォーラムを引き続き開催する。サミットの枠組で各国との海洋対話・協力を強化したい。

(3)社会発展の促進。中国側は各国との衛生・教育分野の協力強化を非常に重視している。腫瘍の予防・制御、特殊食品の管理・監督分野の協力事業の実施を積極的に検討し、技術及び職業教育・研修など人的・文化的交流・協力を引き続き推進したい。

(4)非伝統的な安全保障上の脅威への共同対処。テロ対策協力に関するEAS首脳声明の発表を支持する。各国とテロ対策対話・協力を強化し、地域の安全と安定を守りたい。

(5)安全保障理念の革新。共通、総合的、協力的、持続可能な安全保障観を提唱・実践し、安全保障上の協力・ウィンウィンを実現する。紛争問題、敏感な問題を適切に処理し、対話と協議を通じて摩擦や溝を解決するよう各国に呼びかける。

(6)地域安全保障メカニズムの整備。地域安全保障ガバナンスモデルの最適化を後押しし、安全保障上の難題の打開を目指す必要がある。中国側は地域安全保障メカニズム問題の協議継続を支持し、アジア太平洋安全保障メカニズムの整備について地域の国々による共同研究を提唱する。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年11月15日