中国外交部の陸慷報道官は20日「中国側はインド首脳の係争地域での活動に断固反対する。インド側が二国間関係の大局を守り、国境問題を複雑化させる措置を講じぬことを願う」と表明した。
記者からは「インドメディアの報道によると、インドのコーヴィンド大統領は19日に、いわゆる『アルナーチャル・プラデーシュ州』の活動に参加した。中国側は本件について、どのように論評するか」という質問があった。
陸報道官は「中国側の中印国境問題における立場は一貫しており、明確だ。中国政府はいわゆる『アルナーチャル・プラデーシュ州』を認めない。中印双方は交渉と協議を通じ両国の国境問題を解決しようとしており、公平かつ合理的で双方が受けいられる解決策を模索しているところだ。国境問題が解決するまで、双方は国境地帯の平和と安寧を共に守るべきだ。中国側はインド首脳の係争地域での活動に断固反対する。中印関係は現在、発展の重要な時期を迎えている。インド側が中国側と向き合って歩み、両国関係の大局を守り、国境問題を複雑化させる措置を講じず、国境の対話と両国関係の健全かつ安定的な発展に有利な条件を整えることを願う」と発言した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月21日