ロシア紙『Novye Izvestiya』は22日、ロシアの次世代10510型リーダー級原子力砕氷船の設計が年内に完了し、模型が完成したと伝えた。リーダー級原子力砕氷船は世界最大の原子力砕氷船と言われ、2基の315メガワット級RITM-400原子炉を搭載する。最新技術を採用しているため、厚さ4メートルの氷を砕き、10ノットの速度で幅50メートルの通路を切り開くことができる。これは北極の強大な砕氷船として使用され、軍艦にもなる。ロシアは戦場に対潜装置、ミサイル、火砲なども搭載する予定。
ロシア人専門家は、船上の武器システムは主に護衛に使用されると見ている。ロシア海軍指揮部は、リーダー級原子力砕氷船は民間船の基準で建造し、武器システムは支援設計プランの1つだと明かした。特殊な時期にだけ武器システムを設置するという。砕氷船の後部には対潜装置、ミサイル、火砲、無線通信、潜水設備などの特殊コンテナも設置する。
リーダー級原子力砕氷船1番艦は2030年に完成し、将来的に2~3隻を建造する計画。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月23日