イラクのアバーディ首相は現地時間9日、「イラク開放の夢が実現し、敵の夢が最終的に潰えた。3年の時を経て、過激派組織・イスラム国(IS)がついにイラクから追放された」と宣言した。米国政府は9日、イラクの「歴史的勝利」を祝った。
アメリカ中央軍のボテル司令官は「ISに占領された土地を取り戻したことは、彼らが消えたことを意味しない。彼らは小規模な作戦により、致命的なテロを発動できる」と述べた。米FOXニュース(電子版)は10日、ISによる「カリフ制国家」の実態は崩壊したが、バーチャルの「カリフ制国家」は存在し続けると報じた。彼らはインターネットを使いテロを煽り、世界での攻撃を計画できる。