政治 > 中韓関係の安定的な回復、3つの基礎が支える
中韓関係の安定的な回復、3つの基礎が支える。文大統領は善意ある姿勢を示し続けており、双方の関心事について深く率直な説明を与え続けている。これは文大統領の初の訪中と共に、中韓関係の安定的な回復を促し、かつ中韓が再び相互信頼を構築し、理解を深めることを促す…
タグ：公式訪問 韓国 THAAD 経済
韓国の文在寅大統領は今月13日より、4日間の中国公式訪問を開始した。文大統領は先月、習近平国家主席や李克強総理と会談した際に、「梅花香自苦寒来」「一花独放不是春、百花斉放春満園」という中国の詩を用い、中韓関係の全面的な回復の切実な願いを伝えた。中国を訪れた文大統領は「雨降って地固まるというが、今回の国賓訪問により中韓両国が信頼関係を回復し、中韓関係が新たな時代を迎えることを願う」と発言した。
文大統領は善意ある姿勢を示し続けており、双方の関心事について深く率直な説明を与え続けている。これは文大統領の初の訪中と共に、中韓関係の安定的な回復を促し、かつ中韓が再び相互信頼を構築し、理解を深めることを促す。しかし中韓関係が最良の時期に戻るまでには、時間と忍耐が必要だ。
中韓関係の安定的な回復には、3つの基礎がある。
まず、中韓の安全の利益が重なっており、発展目標が高度に一致している。北東アジアの平和と安定は中韓双方に共通する安全の利益だ。北東アジア経済のさらなる発展も、双方に共通する需要だ。文大統領は訪中後「中韓国交樹立25周年の歴史は、両国のうちどちらかが経済の成果を手にすれば、相手国の経済発展を促すことを証明している。両国はウィンウィンの協力関係だ」と述べた。文大統領は中国の経済発展が韓国経済を損ねるという観点に同意せず、この間違った観点を退けた。共通する安全の利益と経済の利益は、中韓協力の「2つの錨」だ。
次に、中韓は運命共同体の一部であり、誠意ある協力によって初めてウィンウィンを実現でき、かつ両国の光あふれる未来は外部の要素からの阻害を受けるべきではない。域外勢力の煽動に対して、韓国は自制心を維持し、より不利な安全の苦境に陥ることを防がなければならない。THAAD問題は現段階でまだ全面的かつ徹底的には解決されていない。中韓双方が両国の大局を立脚点とし、段階的なコンセンサスを形成したにすぎない。韓国は中国への理解を深めることを学び、かつ自国の安全の位置づけを明らかにし、地域安全情勢の流れを知るべきだ。今後は流れに逆らうことは許されない。文大統領は13日「（中韓）両国は協力を通じて共同繁栄と発展を促進できる運命共同体であり、全面的な協力をさらに強化し、共同の繁栄を実現するべきだ」と述べた。この1年余りに渡るいざこざが、両国関係をさらに安定的にし、障害を取り除くための学費になることを願う。学費は高く、今後は二度と払うべきではない。
 |
|
 |
一覧同コラムの最新記事
