H-6Kは第2列島線の突破が可能 Y-20を給油機に改造する可能性も

H-6Kは第2列島線の突破が可能 Y-20を給油機に改造する可能性も。中国空軍のH-6Kなどの各種軍機による編隊が9日、宮古海峡を通過した。2日前にはY-8警戒機1機、H-6爆撃機4機が東中国海の遠洋で訓練を行った。中国空軍は伝統的な意義での国土防空から「攻防兼備」に、大陸から遠洋に移ろうとしている…

タグ:列島線 爆撃機 空軍機 空中給油

発信時間:2017-12-17 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


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資料写真:H-6K

北部戦区空軍航空兵某旅団はこのほど、複数の大型機による空中給油訓練を行った。中国空軍の遠洋訓練の常態化に伴い、軍機をさらに遠くに飛ばす空中給油技術が、空軍の重要訓練内容になっている。軍事専門家は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに応じた際に、「空中給油技術は空軍機の遠洋への飛行、第2列島線の通過を支援する。Y-20大型輸送機をベースとし給油機を発展させれば、その性能は現役のHY-6より飛躍的に向上する」と述べた。

 

中国空軍のH-6Kなどの各種軍機による編隊が9日、宮古海峡を通過した。2日前にはY-8警戒機1機、H-6爆撃機4機が東中国海の遠洋で訓練を行った。中国空軍は伝統的な意義での国土防空から「攻防兼備」に、大陸から遠洋に移ろうとしている。

 

軍事専門家の尹卓氏は「わが軍のH-6K爆撃機は第2列島線を突破できる。中国の現役戦闘機は空中給油後、第2列島線を超え遠洋に向かうことができる」と述べた。

 

給油機の意義とは、第2列島線の突破のみに限られない。これは中国空軍の遠距離作戦能力を示す重要なシンボルとなる。尹氏は「空軍は戦略的な軍種であり、その火力や情報などの作戦要素の投入能力は極めて重要だ。これは軍機の滞空時間と航続距離に要求を突きつける。性能がより優れた新型軍機の改善と開発を続けるほか、より即効性の高い手段は給油機による軍機への空中給油だ。米軍の現役給油機は300−400機に達し、軍機を世界に到達させる堅固な支援能力を持っている」と指摘した。


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