米ホワイトハウスが19日に発表した情報によると、トランプ大統領は東アジア・太平洋担当の国務次官補にスーザン・ソーントン氏を指名した。同氏はラッセル前次官補の退任を受け、今年3月から代行を務めていた。
ジャパン・タイムズによると、東アジア・太平洋担当の国務次官補は、米国の対東アジア外交の最高ポストだ。ソーントン氏はこのポストを代行中で、正式な就任には上院の承認が必要。共同通信は米政府筋の話として「ソーントン氏はティラーソン国務長官の対中外交政策の策定に深く参与しており、一部の共和党関係者からは親中派とみなされている。ティラーソン国務長官は今年6月、ソーントン氏を国務次官補に推薦したが反対され、現在まで棚上げされてきた。バノン前首席戦略官は任期中、ソーントン氏の代わりに対中強硬派を起用したいと表明していた」と報じた。
米BuzzFeedによると、ソーントン氏はティラーソン国務長官が最も評価する外交官で、トランプ政権内の中国に対して弱腰と主張するポピュリストと公然と対立したことがある。トランプ大統領によるソーントン氏の指名は、ティラーソン国務長官の人事の勝利と見ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月22日