初の国産空母の一挙手一投足が注目を集めている。中国国防部の報道官は昨年12月28日の定例記者会見で、国産空母の最新の進捗状況について回答した。また国産空母を近くから撮影した一連の写真も、ネット上で公開されている。軍事専門家は中国中央電視台(CCTV)のインタビューに応じた際に、中国2隻目の空母の各種施設の変化は、海上試験の日が近づいていることを意味すると表明した。
中国国防部の任国強報道官は昨年12月28日午後の定例記者会見で、中国2隻目の空母は現在、計画に基づき停泊試験を全面的に推進中だと表明した。
CCTVの報道によると、ネットユーザーは先ほど中国2隻目の空母の艤装中の写真を撮影し、その詳細な点を全面的に示した。それまでもネット上では、空母のアクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ4基が取り付けられた写真が公開されていた。
初の国産空母の開発の進捗について、軍事専門家の杜文竜氏はCCTVのインタビューに応じた際に「空母建造による施設の増加と減少により判断できる。例えば足場は減少を続けており、竣工に近づいていることが分かる。また甲板外側に火砲、ミサイル発射台などの武器が取り付けられている。レーダーや甲板上のヒートシールドなども取り付けられている。関連設備の増加は、海上試験の日が近づいていることを意味している」と話した。
軍事専門家の曹衛東氏はCCTVのインタビューに対して「空母の海上試験は、艤装と停泊試験の後に実施される。中国2隻目の空母は2017年4月26日に進水したが、今年の春節前に海上試験が行われると推測する声もある。個人的にはそれほど早くはなく、春節後に行われる可能性の方が高いと考えている」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日