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japanese.china.org.cn |29. 01. 2018

宇宙飛行士の訓練 「魔の階段」に迫る

タグ: 宇宙飛行士,訓練


 中国の宇宙飛行士大隊が結成されてから20年で、中国人宇宙飛行士は6回の飛行任務を遂行し中国の宇宙事業に大きく貢献し、11人に党中央、国務院、中央軍事委員会から「宇宙の英雄」「英雄宇宙飛行士」の栄誉称号、1人に「八一勲章」が授与された。2017年の八一建軍節の前、中央軍事委員会の習近平主席は中国人民解放軍宇宙飛行士大隊に一等功を授与することを通達した。

 

 中国宇宙飛行士科学研究訓練センターによると、宇宙飛行士は飛行前に30項目以上の基礎理論知識、8カテゴリ140項目以上の専門科目の厳しい訓練を受ける必要があり、宇宙飛行士から「宇宙に行く階段」と言われている。

 

 耐G訓練で、宇宙飛行士は5倍の重力加速度に3秒耐え、高速回転する遠心分離機の中で8倍の重力に40秒耐えなければいけない。この重力は自分の体重の8倍に相当し、訓練で顔の筋肉が変形し、呼吸するのも困難である。

 

 無重力訓練では9冊の分厚い本、100万字以上の飛行手引きを暗記し、1000本以上の司令、数百ページの操作を目を閉じてでもこなせるようにならなければいけない。

 

 頭を低くして寝る訓練では、5日連続で傾斜6度で頭を低くして横になり、頭に血が上り、鼻づまりや頭痛、胸苦しさ、不眠などに耐えなければいけない。さらに、食事、衛生面の訓練も行う。

 

 心理訓練では狭く閉ざされた隔離部屋で疲労と孤独に耐える訓練を行い、72時間寝ずに勤務し続け、精神力を鍛える。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月29日

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