世界は「ミサイルの復興段階」に入りつつある 高まる戦争の可能性=米紙

世界は「ミサイルの復興段階」に入りつつある 高まる戦争の可能性=米紙。ミサイルで世界のあらゆる場所をカバーしているのは核大国5カ国だけだが、世界の紛争地域でミサイル技術が急速に拡散し、その多くがいつでも発射できる状態にあることで、戦争勃発のリスクが高まっている…

タグ:ミサイル 核戦力 攻撃 爆撃機

発信時間:2018-02-11 09:52:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 

資料写真:米国のミサイルUGM-96A

 米紙『ニューヨーク・タイムズ』は7日、「世界は現在、ミサイルのルネサンス(復興)段階に入りつつある」とする見方を紹介した。記事によると、ミサイルで世界のあらゆる場所をカバーしているのは核大国5カ国だけだが、世界の紛争地域でミサイル技術が急速に拡散し、その多くがいつでも発射できる状態にあることで、戦争勃発のリスクが高まっている。


 『ニューヨーク・タイムズ』によると、戦略国際問題研究所のイアン・ウィリアムズ副所長は、さまざまな国のミサイル計画のデータを整理してきた。その最新成果によると、ますます多くの国がいつでもミサイルを発射できるようになり、戦争勃発の可能性は高まっている。


 ウィリアムズの研究によると、現在は、米ロ中仏英の核大国5カ国だけが、世界のあらゆる地点をカバーする大陸間ミサイルを保有している。米ロと欧州は、大陸間ミサイルの射程距離を5500キロ以上としているが、これらの国の大陸間ミサイルの有効射程は多くが8000キロから1万キロを超えている。このうち米国は、「三位一体」(大陸間弾道ミサイル、戦略爆撃機、潜水艦発射弾道ミサイル)の核戦力を整えている。ロシアもぴったりとこれに追走し、地上配備核ミサイルの軽量級・重量級の組み合わせや機動的な配備、地下サイロからの発射を実現している。中国の核ミサイルは、地上配備の「東風」シリーズ大陸間ミサイルが中心となっている。英国とフランスは比較的単一的で、長距離核ミサイルはいずれも潜水艦発射ミサイルである。ただ中国国防部の報道官は最近、核兵器の発展をめぐっては、中国は一貫して、極めて抑制的な態度を取り、国家の安全に必要な最低水準に自身の核戦力を抑えていると強調している。


 上述の5大国を除くと、ここ20年、ミサイルに大きく投資している国はいずれも、アジアと中東の「よく知られた紛争地域」に集中している。


 記事によると、朝鮮は、ミサイルの精度と射程の改良を進め続けている国の一つだ。昨年の度重なる実験を経て、朝鮮は、米国本土を含む世界の半分を攻撃できる長距離ミサイルの開発に成功したと宣言した。韓国もすでに、朝鮮のあらゆる地域にミサイル攻撃を行う能力を備えている。


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