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中国空軍がロシアから調達したSu-35戦闘機がこのほど、南中国海の合同戦闘巡行に参加した。本件は各国メディアから注目されている。米国の専門家はロシア製第4++世代戦闘機Su-35と、米国の第5世代機F-35を比較している。ロシアの専門家によると、Su-35はステルス能力を除けば、全面的にF-35よりも優れている。
RIAノーボスチは10日、米ナショナル・インタレスト(電子版)の記事を引用し、「米国の専門家は、Su-35は西側諸国のすべての第4世代機に引けを取らないと判断している。米国の第5世代機F-35やF-22と比べると、Su-35はその速度、電子戦システム、武器装備により、見通し外作戦を展開できる。高い機動性を持つため、ドッグファイトではSu-35が強く、F-35は苦しい状況に置かれる。ドッグファイトに持ち込めるかは、ロシア側が敵機を早期発見し、接近できるかにかかっている。しかし米国の専門家も、米国のステルス機はSu-35が接近し武器を発射する前に、大量のミサイルを発射できると指摘している。当然ながらロシア機も、地上低周波レーダー、赤外線捜索・追跡システム、パッシブ式フェイズドアレイレーダーにより、米国のステルス機を早期発見できる。そのため専門家は、Su-35とF-35の能力を評価するためには、実戦の検証を踏まえる必要があるとしている」と伝えた。
ロシアの軍事専門家は「F-35とSu-35を比較するのは不適切だ。ステルス能力がなければ、F-35はSu-35の相手ではない。Su-35は速度、上昇限度、航続距離、武器搭載量の各方面でF-35に勝っている。最も大きな差は、Su-35が高機動性を重視していることだ。F-35がSu-35と遭遇すれば、米国側が先にロシア機を発見する可能性が高いが、ミサイル発射前にロシア機のレーザー捕捉範囲に入らざるをえない。ステルスの優位性は、ここまでだ」と指摘した。ロシアのロゴージン副首相は以前「Su-35はほぼ第5世代機に相当するが、コストはその他の第5世代機を大きく下回る。差は一つ、武器を機内に格納するのではなく、外に吊るすという点だけだ。その他の性能は完全に第5世代機の条件を満たしている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月12日