中国航空工業集団有限公司(以下、同社)は今年の全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)の会期中、「中国が自主開発する大型消火・海上救助用水陸両用機、AG600『鯤竜』が今年下半期に初の水上初飛行を行い、開発作業が再び重大な節目を迎えようとしている」と話した。環球時報の記者の調べで、11日に分かった。
11日の航空産業両会代表記者会見において、同社の広報担当者である周国強氏は「2018年はAG600の開発にとって重要な年だ。AG600は1月24日に今年初の飛行を行った。これは昨年12月24日に続く2回目のテスト飛行であり、初のテスト飛行から1カ月しか間隔がなかった。さらに1月26日には、3回目のテスト飛行を行った。AG600は珠海市で陸上調整・テスト飛行を終えると荊門市に移り、水上テスト飛行前の一連の準備作業に入る」と述べた。
また周氏によると、今年の11月6−11日に行われる第12回中国国際航空宇宙博覧会では、改革開放40年、特に第18回党大会以降の中国航空産業が手にした象徴的な成果と画期的な進展、新時代の航空強国を建設する新たな道を邁進する歴史的な責任感が集中的に展示される。公開可能な型式のすべてが公開される。同社は一連のスター機種を出展し、静的展示と飛行デモなどを実施する。出展計画によると、同社は今年の博覧会で2機種の第4世代機を出展する。世界から注目を集めているハイエンド航空装備品「20シリーズ」が同時に登場する可能性がある。一部の輸出向けスター装備品も勢揃いし、先進的な航空装備品を自主開発する同社の実力を全面的に示す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月12日