南部戦区海軍某防化営で行われた化学偵察訓練において、防化兵が銃に似た不思議な装置を手にしていた。これは防化兵の特殊武器、毒物検知装置だ。原理は簡単で、空気を取り込み色でその特徴を示す。空気、地上、各種物体に付着した毒物を発見し、その種類を特定する。また毒物の濃度を大まかに測定し、サンプルを収集する。