ロイター通信は3月26日、衛星写真から、中国海軍が南中国海で「力を見せつけている」ことがわかると伝えた。米国のリモートセンシングデータ会社「Planet Labs」が公開した2枚の写真を見ると、40隻以上の軍艦と潜水艦が遼寧艦の前後におり、潜水艦が隊列をリードし、空には軍機編隊もいる。
また、記事はシンガポール南洋理工大学の安全問題専門家のコリン・コー氏の言葉を引用し、規模を見ても範囲を見ても、中国の海軍力向上のための「通常と異なる大規模な動き」だと伝えた。
中国海軍の公式サイトは3月23日、中国海軍が南中国海で実戦演習を実施すると発表した。中国空軍は25日、中国空軍がH-6K、Su-35などの多機種の戦闘機を南中国海に派遣し、合同戦闘巡航を実施すると発表。軍事評論家は、今回の海軍の南中国海での実戦演習は陸上基地、水中、海面、空中など多種の兵力を合わせた大規模な合同演習になる可能性が高いと見ている。また、遼寧艦が参加し、空母戦闘群初の赤青対抗を実施し、中国海軍の空母編隊の訓練成果と作戦効果を最大限に検証する可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月28日