米新型ティルトローター機「V-280 Valor」、その秘密に迫る

　ベル・ヘリコプターとロッキード・マーティンが共同開発する新型ティルトローター機「V-280 Valor」が、高度300メートル・時速150キロの飛行テストを行い、飛行性能を検証した。米陸軍は今世紀30年代に、老朽化するUH-60 ブラックホークを淘汰し、輸送能力の向上を促すため、2009年に「未来の垂直離着陸機」（FLV）計画を開始した。同計画の技術的な難しさと課題を鑑み、米陸軍はFLVが誕生する前に関連技術を早期把握するため、「合同多任務技術検証機」プロジェクトを開始した。V-280は同プロジェクトの入札に参加している。