中国の製造メーカー、なぜ生産に強いのか=米フォーブス誌

中国の製造メーカー、なぜ生産に強いのか=米フォーブス誌。どの製品のメーカーでも、高品質の製品を生産すると同時に、生産コストを引き下げるための学習が必要だ…

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発信時間:2018-04-09 13:27:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米フォーブス誌は2日、「実践重視:中国の製造メーカー、なぜ生産に強いのか」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。

 

 どの製品のメーカーでも、高品質の製品を生産すると同時に、生産コストを引き下げるための学習が必要だ。大規模生産における、学習のメリットは顕著だ。今や大きな市場を持つ中国の製造メーカーが、そのリーダーになりつつある。

 

 中国に行き最新製品のオファーを出させれば、その価格は通常、生産コストを下回るはずだ。これは工場側が、学習により生産コストが下がると想定しているからだ。彼らは長期的な価格を設定し、大量生産により補うことができる。彼らはいかに速く組み立てるか、安い材料を用いるかを学び、サプライヤーから調達する部品の価格交渉をやり直す。これによりコストを削減し、利益を増やす。彼らは買ってもらうことで、学習中に現金の支援を受ける。

 

 筆者は数年前、中国のバイク市場を研究した際に、興味深い観点に接することができた。この産業は1980年代に重慶市で始まった。当時は小型ラインで、外国製バイクの部品の偽造品を生産していた。そのうち比較的大きな企業はすぐに、これらの部品を購入しバイクを生産した。これらのバイクの価格は割安(日本からの輸入バイクの8分の1のみ)で、大きな需要があった。特に内陸の農村部の消費者は、この安い交通ツールを喜んだ。これらのメーカーはその過程で、より質の高いバイクを生産すると同時に、現金を作り出すことを学んだ。大量の需要により、彼らは学習を通じてコスト削減を続けた。大きな国内市場を持つ製造メーカーには、自らの実践により製品の質を高めることができるという、大きな強みがある。これは米国が20世紀に持っていた強みだが、今や中国メーカーの大きな強みになっている。

 

 スマートフォン、多くの日用品、自動車にとって、今日の中国は最大の市場であり、かつ中国は電気自動車の最大の市場になろうとしている。これは中国の製造メーカーがさらに多くの実践の機会を手にし、さらに電気自動車などの市場で世界のリーダーとしての地位を築く事ができることを意味する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月9日  

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