米国による追加関税、WTOルールと米国政府の約束に背く

米国による追加関税、WTOルールと米国政府の約束に背く。

タグ:商務部 米国 WTO

発信時間:2018-04-11 13:22:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国商務部はこのほど、米通商法301条に基づく中国に対する追加関税導入は、世界貿易のルールと米国政府の約束に背くと指摘した。商務部は次のように表明した。

 

 まず、世界貿易機関(WTO)は各加盟国に対して、その他の加盟国の関連措置がWTOルールに違反すると一方的に認定することを禁じている。WTOの許可がなければ、すべての加盟国はWTOの譲許もしくはその他の義務を一方的に終了できない。次に、米国側のこの措置は、米国政府の正式な約束に背いている。米国が1994年にWTO協定を批准した際に、米大統領は議会に提出した行政措置声明(SAA)の中で、米通商代表部がWTOルールに基づく権利が損なわれる決定を下す場合、それはWTOの紛争解決手続の裁決に基づく必要があると約束した。

 

 米国は他国の行為がWTOルールに違反するかを、301調査によって一方的に認定しないと約束した。WTO関連の紛争を処理する場合、米国はWTOルールと紛争解決手続の最終裁決に基づき処理しなければならない。

 

 WTOの許可がなければ、米国政府にはWTOに基づく義務を終了する権利を持たず、報復措置を講じることもできない。米国は今回、国内法に基づき一方的に301調査を行い、かつ一方的に認定した結果に基づき、中国に対して一方的な懲罰的関税措置を講じると脅迫している。これはWTOルール、米国政府の国内外の義務に公然と背いている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月11日

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