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japanese.china.org.cn |11. 04. 2018

中国軍の軍帽 100年以上前に登場

タグ: 中国軍,軍帽









 つばのついた帽子は近現代の世界の軍隊によく見られ、中国軍で数十年の歴史を有し、最もよく知られる軍帽である。しかし、このような帽子は中国にいつ登場したのか。中国軍が装備する軍帽は何種類あるのか。

 

 つばのついた帽子は19世紀初期に西洋の列強軍で軍帽に採用された。アジアで最初に登場したのは日本で、明治維新の軍服改革で2種類の軍帽がデザインされた。明治38年(1905年)に登場した三八式軍帽の上部とつばが広いデザインで、これが軍帽の形として定着した。

 

 清朝末期の北洋新軍は軍制改革を実施し、西洋の列強にならい軍服を改め、中でも日本の影響を大きく受けた。1911年3月、辛亥革命前に軍服が見直され、兵士の制服(普段着)帽は日本の三八式軍帽に似たデザインになり、のちの中国軍もこのデザインを採用するようになった。武昌起義の時、革命軍はこの帽子をかぶっていた。

 

 このような帽子は軍帽の中で軍人の権勢を最も表現できる。1950年から中国軍は数十年にわたりこの軍帽を身につけてきた。うち1965~1985年はこの帽子を使用しなかった(1974~1985年は海軍の男性幹部が使用)が、それ以外の時期はずっと使用している。その期間、数種類が採用され、デザインと生地も大きく変化し、より美しく高級感のあふれるものとなっている。軍帽は新中国設立後の中国軍の制服の発展の縮図といえる。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月11日

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