米国は自らを「真っ暗な家の中」に閉じ込めようとしている

米国は自らを「真っ暗な家の中」に閉じ込めようとしている。今回の貿易摩擦問題では、中米両国の問題処理の態度と対応の仕方が鮮明な対照をなした。中国はルールに応じて物事を進め、米国はルールを破壊した…

タグ:貿易 摩擦 ルール

発信時間:2018-04-14 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 今回の貿易摩擦問題では、中米両国の問題処理の態度と対応の仕方が鮮明な対照をなした。中国はルールに応じて物事を進め、米国はルールを破壊した。中国は経済グローバル化の擁護者で、米国は破壊者となった。中国の提示した案は人々に益を与えるだけでなく、他国にも恩恵を与えるものだった。「米国第一」は自らを守るだけで、ほかには損をもたらす。両者を比較すればどちらが良いかははっきりしている。


 米国が自らの意見を押し通し、間違えを重ねるなら、商売や道義、盟友、パートナーをなくすだけではなく、先進国や世界最大のエコノミーとしての国家イメージも損なってしまうだろう。米国が世界に門を閉ざし、貿易という「こん棒」を振りかざしている際に、習近平主席は10日、ボアオ・アジアフォーラムで、中国開放の門は閉じられないだけでなく、ますます大きく開いていくと述べた。


 米国が保護貿易主義の主張を強めている一方で、中国は経済グローバル化と現行の国際貿易体系の防衛者の役割を演じている。今回の中米経済貿易摩擦は、米国が一方的に挑んだもので、本質的には、世界の多国間主義に対する米国の一国主義の、世界の自由貿易に対する米国の保護貿易主義の挑戦だ。米国は、自らの主導で構築した国際貿易体系の「破壊者」となり、国際ルールを繰り返し無視し、経済グローバル化のプロセスを破壊し、世界経済の回復に脅威を与えている。


 ロシアの著名な東洋学者アレクセイ・マスロフ氏は、米国は世界を史上最大の貿易戦争の入り口に立たせたと語る。米国の保護貿易主義の振る舞いは、米国国内で焦慮を生じさせ、世界各国の幅広い批判を呼び、世界経済に対して破壊的な影響を生んでいる。


 中国の断固とした反撃は、保護貿易の「こん棒」を振りかざし、国際ルールを思いのままに破壊し、他国の利益さらには世界の共通利益を損なう米国に対する正義の一撃だ。


 習近平主席が言うように、「保護主義に突き進むことは、自らを真っ暗な家の中に閉じ込めるようなもので、風や雨を避けられるようにみえても、太陽の光と空気からも隔絶されてしまう」。いかなる形の保護貿易主義に対しても、中国は、脅迫や恫喝を恐れることなく、世界各国とともに、多国間の貿易体制を積極的に守り、世界の貿易投資の自由化と便利化を推進し、開放型世界経済を共同で建設していく。


 米国が「米国第一」によって自国を守ろうとする一方、中国は改革開放に努め、人々や国家の利益を守り、世界と発展の恩恵を共有しようとしている。「米国第一」の旗を掲げ、米国は、中国に対して脅迫や恫喝を強めている。さらには「中国製造2025(メイド・イン・チャイナ2025)」にも矛先を向け、中国のハイテク分野の発展を阻もうとしている。だがそれによって被害を受けるのは自らだ。多くの米国人は、「米国政府のこうした行動で損をするのは米国の一般消費者」だと知り、「米国の家庭に『メイド・イン・チャイナ』は欠かせない」と考えている。


 中国の発展と台頭を前に、米国は、不安を覚えて「こん棒」を振りかざすより、鏡を見て自らを反省するべきだろう。米国の経済学者のザカリー・カラベルは「より閉じられた経済体を作ろうとするよりも、米国は、今後数十年で自国の競争力を高めるにはどうするべきかに着目した方がいい」と論じている。「中国はすでに、知識を消費し一流技術を真似る『高校生』ではなく、自らの実力によって革新強国となりつつある」


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月14日  

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