複雑に変化する世界を迎え、人類社会はどこに向かうのだろうか。アジアの前途はどこにあるのか。これは重要な「時代の問いかけ」であり、中国やアジア、さらには世界の未来の発展が直面している重要問題だ。
習近平国家主席は10日、ボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会の開幕式で、これについて絶妙な答えを導き出した。世界の未来の発展に向け「中国の良案」を示し、さらに次の重要な情報を伝えた。中華民族の偉大なる復興を実現する積極的な戦略的措置である揺るぎなき開放拡大は、未来の中国、さらにはアジアと世界の未来の発展の扉を開く鍵だ。中国は開放拡大の決意を持ち、かつアジアと世界の未来を支える自信と誠意を持つ。
開放の鍵が未来の扉を開く、中国の誠意と決意を表明
過去を振り返り、未来を見据える。習主席の演説は中国の改革開放40年の偉大なる歩みを振り返った。中国の新時代の改革掘り下げ、開放拡大の不動の決意を示し、対外開放の一連の重大措置を発表した。中国が世界と共に、アジアと世界の美しい未来を築き続ける誠意と大国の責任を示し、各界から広く称賛を勝ち取った。
中国国際問題研究院常務副院長の阮宗沢氏は「習主席のこの演説は未来を着眼点とし、世界のために未来に向かう中国の扉を自ら開いた。また中国が今後どのような道を歩むのか、国際社会との交流でどのような価値観を示すのか、中国がどのような姿勢で国際社会とより良い協力を行うのかといった問題に、分かりやすく生き生きと回答した。その最も重要な意義は、開放をさらに拡大する中国の不動の意志と決意を示し、かつ中国が世界各国から信頼される重要な協力パートナーになる誠意を示したことにある」と指摘した。