ギリシャ空軍のミラージュ戦闘機が12日、スキロス島沖で墜落し、操縦士が死亡した。ギリシャの通信社が伝えた。
ギリシャ軍の情報によると、同日昼頃、スキロス島から北に14キロの地点で、ファントム2000−5戦闘機の通信が途絶えた。軍によると、事故発生前に同機はギリシャ空軍の別の戦闘機と共に、エーゲ海上空でトルコ軍機に緊急発進で対応していた。
ギリシャ国防長官はSNSでパイロットの死亡を発表した。墜落原因はまだ発表されていない。軍によると、墜落機のパイロットは経験豊富で、事故発生時の気象状況は良好だった。
ギリシャとトルコはエーゲ海の関連島嶼の領有権、領空・領海の区分をめぐり係争を続けてきた。双方は最近、巡航を強化していた。
トルコとギリシャの軍機が遭遇したという動画があるが、その信憑性については確認が取れていない。