露メディア:2隻の空母で中国は「空母大国」になる

露メディア:2隻の空母で中国は「空母大国」になる。中国メディアの報道によると、中国の新型空母はまもなく海上試運転を開始する。国内外の専門家が指摘しているように、この空母は来年にも就役する可能性がある…

タグ:空母 遼寧艦 戦備 

発信時間:2018-05-02 17:02:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 

 中国メディアの報道によると、中国の新型空母はまもなく海上試運転を開始する。国内外の専門家が指摘しているように、この空母は来年にも就役する可能性がある。ロシアの軍事専門家のVasily Kashin氏は、スプートニク通信に寄稿したこの記事で、この空母は遼寧艦と構造上よく似ていると想像され、あまり大きな技術的な難題に遭遇することもなく、比較的短い期間に試運転を完了するだろうと指摘した。スプートニクが伝えた。


 遼寧艦との最大の差は、新空母が、1980年代のソ連になかったより新しい技術と材料を採用し、遼寧艦を含むソ連の空母の構造上の明らかな欠陥を補っていることだ。この空母はより信頼性が高く、より高い技術性能を備え、内部設計は改良され、艦載機の数量もより多くなっていると推測される。J-15戦闘機の数は30機に達し、さらに10機から16機のヘリコプターも搭載できる可能性がある。より進んだ電子設備も当然配備されていると考えられる。遼寧艦の電子設備も今後のアップグレードで更新される可能性がある。


 2隻の空母の存在によって、中国は、少なくとも1隻を戦備状態に置き、もう1隻を整備に回すことができる。2隻の空母は、中国をその名にふさわしい「空母大国」とすることになるだろう。ロシアやフランスなど1隻しか空母のない国は、この称号には値しない。ロシアとフランスがそれぞれ保有する唯一の空母は現在、いずれも整備下にあり、両国は実質的に、長期にわたって空母を利用する能力を持っていない。


 中国の空母群の存在は、太平洋地域のパワーバランスを大きく変えることになる。


 注目すべきなのは、中国が現在保有している2隻の空母とロシアの唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」の原型であるソ連の1143.5型空母は、遠征や外国介入の任務を負うものではないということだ。西側諸国の空母は往々にしてこの目的に使われる。中国の空母は、自国周辺の水域の防衛に用いられ、まずは戦闘配備された原子力潜水艦の所在地域を守るのに使われる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月2日  

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