政治>
japanese.china.org.cn |04. 05. 2018

F-22が韓国に飛来 中国は対ステルス手段を検証可能

タグ: 朝鮮半島 戦闘機 首脳会談


米第5世代機、アジア太平洋に集結




 上述した軍事専門家は、環球時報の記者に対して「8機のF-22を韓国に臨時配備すると、米軍の現役で作戦能力を形成済みの第5世代機が、アジア太平洋に勢揃いすることになる。これまで米軍はアジア太平洋に、F-35の2個中隊を配備していた。米軍は昨年1月、日本に1個中隊・16機のF-35Bを派遣し、現在は岩国基地に配備されている。F-35Bは今年3月より、改良後のワスプ級強襲揚陸艦と合同訓練を実施している。米ユタ州ヒル空軍基地の第34戦闘中隊のF-35A戦闘機12機、約300人の関連人員が昨年11月、嘉手納基地に配備された。現在も嘉手納基地で訓練中だ」と話した。


 アジア太平洋にすでにステルス戦闘機が配備されているにも関わらず、なぜF-22を「増援」として派遣したのだろうか。両者はどちらがより脅威と言えるだろうか。専門家は「まず抑止のエスカレートの姿勢を示し、象徴的な意味合いが強い。米軍の航空武器庫の中で、F-22が最上位を占めているからだ。F-22を半島に派遣することで、関連国により明確なシグナルを発することができる。実際には制空作戦において、防空能力に限りのある相手に対して、F-22とF-35の間にはそれほど大きな差はない」と指摘した。


 南北平和協定が締結されれば、在韓米軍が撤退するという噂が伝わっている。韓国青瓦台の金宜謙報道官は2日の記者会見で、文在寅大統領が同日、在韓米軍は韓米同盟関係に関わる問題であり、南北平和協定締結とはまったく関連性を持たないと述べたと発表した。青瓦台の関係者は、中日などの半島周辺の強国が軍事的に対峙したり、緊張情勢を迎えた場合に、在韓米軍が調停の力を発揮できると表明した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月4日  

<  1  2  3