「和平交渉」が朝鮮半島問題のキーワードに

「和平交渉」が朝鮮半島問題のキーワードに。朝韓首脳による4月27日の「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」署名以来、双方は前向きなシグナルを発し、国際社会は期待に満ちている…

タグ:朝鮮半島  平和 休戦 非核化

発信時間:2018-05-04 14:40:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

■対話と緩和を支えた中国


朝鮮半島情勢の緩和には各方面の要因が関係していると分析される。


「戦術上の調整ではなく国家戦略の転換が、朝鮮が対話と緩和を積極的に求めた主因だ」。中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の董向栄研究員は人民日報海外版の取材にこう指摘した。


「朝鮮にとって現在の主要課題は経済発展に力を集中することだ。これには国内経済の発展にプラスとなる良好な国際関係を創造する必要があり、朝韓関係の発展はそのあるべき道筋だ」。遼寧大学転換期国家経済政治研究センターの李家成研究員は人民日報海外版の取材にこう指摘した。


実際、情勢の緊張を緩和し、朝鮮半島の非核化を実現し、休戦から平和への転換メカニズムを構築することは、朝韓双方の共通利益にかなう。


中国は朝韓双方の重要な隣国として、朝韓双方の対話による関係改善を断固として支持し、朝鮮半島の平和にも助力してきた。3月25~28日、金委員長が中国を非公式訪問した。習近平国家主席が金委員長と会談し、朝鮮半島情勢について踏み込んだ意見交換をした。習主席は「われわれは各国に対して、朝鮮半島北南双方の関係改善を支持し、平和と対話の促進のために確かな努力をするよう呼びかける。中国側は朝鮮半島問題において引き続き建設的役割を発揮し、朝鮮側を含む各国と共に努力して、朝鮮半島情勢の緩和を後押ししたい」と表明した。


中国の支持がなければ、朝鮮半島の非核化と恒久平和の前進は不可能だと考える外国メディアが少なくない。「朝鮮半島の和平プロセスが前進したのは、朝鮮の国家路線の転換、韓国政府の調整外交、及び中国など大国がその成功を楽観視し、積極的に支持したことの共同作用の結果だ」と李氏は指摘した。(編集NA)


「人民網日本語版」2018年5月4日

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