国産空母に新動向、ヘリの発着艦は何を意味するか

国産空母に新動向、ヘリの発着艦は何を意味するか。国産空母は先週末に再び、国内のインターネットと周辺地域のホットな話題になった。Z-18改良型ヘリ1機が5日未明、大連造船所の埠頭に停泊中の国産空母の甲板に着艦し、数分後に離艦した…

タグ:空母 海上試験 輸送 ヘリ 発艦

発信時間:2018-05-07 13:49:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国産空母は先週末に再び、国内のインターネットと周辺地域のホットな話題になった。Z-18改良型ヘリ1機が5日未明、大連造船所の埠頭に停泊中の国産空母の甲板に着艦し、数分後に離艦した。これは国産空母にとって初のヘリ発着艦訓練だ。遼寧海事局はその前日、公式サイトに航行禁止公告を掲載し、軍事任務の理由により、渤海海峡・黄海北部の航行を同日午後4時より1週間禁止すると宣言した。国産空母の海上試験が間近に迫っていると推測された。


 5日付香港紙『南華早報』は「海上試験が迫り、輸送ヘリが中国新空母から発艦」と題した記事を掲載し、「専門家の分析によると、ヘリの発着艦と海上航行禁止は、間もなく海上試験が行われることを意味する。空母は大型ヘリにより人員と大型設備を輸送する必要がある。多くの技術者が空母を出入りするが、海上にいることが多いため、大型ヘリによる任務遂行を必要とする。Z-18は昌河飛機工業集団が開発し、定員27人で4000キロの貨物を積載できる。2015年にチベットで行われたテスト飛行では、中国で初の飛行高度が9000メートルを超えたヘリになった。同ヘリは中国初の空母、遼寧艦に用いられたこともある」と伝えた。韓国の聯合ニュースは6日、Z-18は「001A艦」に必要な物資と人員を運ぶため使われる可能性があり、初の海上試験が間もなく展開される見通しと報じた。日本の時事通信は、中国国産空母の海上試験を、遼寧艦がかつて釣魚島(日本名・尖閣諸島)付近に姿を現したことと関連付け、「日本は空母を建造しておらず、一部の艦艇を強化することによって対応している。これは日本の防衛の空白であり、防衛省は本件をすでに議事日程に上げている」と伝えた。


 中国の空母専門家の李傑氏は6日、環球時報に対して「ヘリの国産空母での発着艦は、ヘリ着艦の指揮系統がすでに使用可能であることを意味する。さらに重要なのは、実践における実用性だ。ヘリが国産空母で発着艦できるということは、間もなく実施される海上試験で緊急事態が生じた場合も、ヘリで問題を解消できるということだ。未来の訓練でも、遼寧艦と新空母の間を移動し、兵力輸送能力と効率を高めることができる」と指摘した。


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