米ベル・ヘリコプター社が開発するティルトローター機V-280「バロー」が、垂直飛行形態から水平飛行形態への転換を成功させた。水平飛行速度は時速342キロに達した。米軍事サイト「ディフェンスニュース」が16日に伝えた。
飛行形態の切り替えは、ティルトローター機の開発において重要な難関であるため、V-280の開発には重大な成果があったと言える。
V-280はさらに高い飛行高度にチャレンジする。設計上の最高速度は時速504キロに達する。
同機は米軍が支援する「総合多用途任務検証」プロジェクトのプロトタイプで、2030年までに現役機の後を継ぐ新概念ヘリの開発を目指している。
ベル・ヘリコプターによると、V-280プロトタイプのローター稼働時間は90時間に、飛行時間は27時間に達している。同期は地上係留試験、空中浮揚係留試験、空中浮揚機動テスト飛行を終えている。