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japanese.china.org.cn |23. 05. 2018

衛星追跡艦「遠望号」、「鵲橋号」の観測・制御を完了

タグ: 遠望号 衛星 発射 センター 



 西昌衛星発射センターは21日5時28分に「長征4号丙」ロケットを使い、「嫦娥4号」中継通信衛星「鵲橋号」を打ち上げた。衛星追跡艦「遠望号」が太平洋の某海域でリレー形式により、海上観測・制御任務を完了した。


 鵲橋号の海上観測・制御任務は、遠望7号、遠望6号がリレー形式により実施した。主にロケット3段目2期活動区間、中継通信衛星軌道投入区間の観測・制御任務を担当した。遠望7号が海上測量・制御の先陣を切り、遠望6号とのバトンパスの段階に入った。バトンを受け取った遠望6号は、ロケットからの衛星切り離しなどの重要動作の観測・制御任務を完了した。


 鵲橋号を乗せた長征4号丙が、西昌衛星発射センターから打ち上げられるのは今回が初。遠望号もまた、数多くの「初挑戦」に直面した。中国衛星海上観測・制御部は初めて西昌衛星発射センターとリアルタイムの情報交換を行った。遠望号も同センターと初めて二重ルータを使いデータ伝送を行った。


 遠望号は十数日の海上航行を経て、数日前に太平洋の予定海域に集合した。遠望7号は5月4日に「亜太6C」通信衛星の海上観測・制御任務を遂行後、任務海域に直ちに移動した。遠望6号は5月5日に出港し、全速力で太平洋の予定海域に向かった。


 海上航行中、遠望7号は球形ビーコンを使い観測・制御設備の性能を検証し、実際の操作と面接を結びつけ試験参加人員の能力を審査した。船内調整とセンター間の調整、フルスケール模擬訓練などの各種模擬訓練を実施し、科学技術者が任務フローを把握できるようにした。遠望6号は主に任務の難点・特徴に基づきリスクを12に絞り込み、緊急事態発生時の36件の対策を立て、緊急対応チームを結成した。故障を想定し緊急対策訓練を展開し、科学技術者の緊急対応能力を高めた。


 計画によると、測量船2隻は鵲橋号の海上観測・制御任務を完了後、新たな海域に向かい次の任務を遂行する。

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