二転三転して策を弄するトランプ政権、誠意を持ち交渉せよ

二転三転して策を弄するトランプ政権、誠意を持ち交渉せよ。

タグ:貿易戦争 交渉 経済 意思疎通

発信時間:2018-05-30 10:27:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米ホワイトハウスが29日に声明を発表すると、中国商務部の報道官は直ちに反応し、「米国側がどのような措置を講じようと、中国側は中国人の利益と国の核心的利益を守る自信・能力・経験を持つ」と表明した。


 中米双方は先ほどワシントンで貿易戦争を引き起こさないことで合意し、経済・貿易交渉について共同声明を発表した。これを背景としながら、ホワイトハウスが策略的な声明を発表するとは意外であり、双方の合意にもとることは明らかだ。しかしすべてはまた、予想の範囲内だったかのようだ。トランプ政権の二転三転はもはや一度目のことではなく、トランプ大統領が数日前に米朝首脳会談について示した態度のブレ、喜劇的な変化はその証左となっている。中米貿易摩擦の前後で異なる態度は、トランプ大統領の一貫したやり方だ。


 トランプ政権の変化は、ロス米商務長官が間もなく代表団を率いて訪中し、経済・貿易交渉を実施する時期に生じた。米国側の二転三転には、自国の駆け引きの駒を追加し、国内の有権者から支持を得ることと、その他の狙いがあるかもしれない。いずれも国の信用を勝手に借越し、国際的な道義をめぐり米国をきまりの悪い受動的な境地に陥れている。


 我々は米国側が衝動的に行動しないことを願っているが、米国側が強硬になっても恐れることはない。中国側の「戦うつもりはないが、戦いを恐れない」という態度は一貫している。相手が戦いを望めば、こちらもお付き合いするというわけだ。米国側の声明について、我々はその発言を聞き行いを見守る。米国側がどのような措置を講じようとも、中国側はすべての犠牲を顧みず、国と国民の利益を断固たる態度で守り抜く。


 交渉は順風満帆とはいかないが、態度を二転三転させてはならず、誠意をもって実務的に意思疎通しなければならない。中国側は米代表団と実務的な交渉を続ける。米国側も共同声明の精神に従い、共に歩み寄ることを願う。これは両国民に対する最も責任あるやり方だ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月30日  

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで