055型駆逐艦が量産化へ、年内に2隻が同時進水か

055型駆逐艦が量産化へ、年内に2隻が同時進水か。今年中の2隻の進水は完全に可能だ。055型は将来的に空母艦隊の用心棒、さらには艦隊指揮艦になり、艦隊全体の情報化作戦能力を大幅に高めることができる…

タグ:駆逐艦 造船 空母 発射装置

発信時間:2018-06-04 14:52:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 ネット上でこのほど、055型駆逐艦2隻が国旗を掲げる写真が公開された。メディアは、この2隻が近日中に同時に進水する可能性があると報じた。軍事専門家の尹卓氏は、人民網のインタビューに応じた際に「今年中の2隻の進水は完全に可能だ。055型は将来的に空母艦隊の用心棒、さらには艦隊指揮艦になり、艦隊全体の情報化作戦能力を大幅に高めることができる」と述べた。


055型駆逐艦、量産化へ


 5月31日に開かれた国防部定例記者会見において、国防部新聞局副局長、国防部報道官の任国強氏は本件について「この新型駆逐艦の建造作業は、計画に基づき順調に進められている」と答えた。


 報道によると、中国初の国産空母の進水からわずか2カ月後の昨年6月、055型駆逐艦1番艦が進水を発表した。それから間もなく、055型駆逐艦は後続艦の建造計画を開始した。


 尹氏は「中国には大型造船台があり、高い建造能力を持つ。かつ055型駆逐艦の建造はシリーズ化しており、今後は大量生産される。そのため今年中の2隻の進水は完全に可能だ」と表明した。


名実相伴う「海のオールラウンダー」


 中国青年報の記事によると、055型駆逐艦は排水量1万トン超えという象徴的な意義を持つが、他にも防空・ミサイル迎撃能力で新たな段階に突入している。これはより喜ばしい情報だ。055型ミサイル駆逐艦は現代化された情報・ネットワーク・無線・電子技術を応用しており、より先進的な対空・対艦レーダーを装備している。海・空から襲来する目標をより遠い距離から捜索・捕捉でき、よりスムーズに反応する。さらに防空ミサイルを使ったより多くの標的への追跡・攻撃を実現する。


 尹氏は「055型は世界の大型駆逐艦の標準スペックを備えており、先進国の先進的な艦艇と比べても重大な技術差は存在しない。そのトン数は米国のアーレイ・バーク級、にほんのこんごう型・あたご型駆逐艦を上回り、欧州の45型駆逐艦やホライズン計画艦と比べても大型で先進的だ。055型は高い防空・対戦・対艦作戦能力を持ち、空母艦隊全体の長距離防空を行う。搭載される対艦ミサイルは射程距離が長く、空母艦隊に効果的な対艦防御を提供できる。その大型格納庫にはヘリを2機格納でき、多くの水中探査設備を搭載できる。その対戦能力は052D型を大きく上回る。さらに対地攻撃能力を加えれば、055型駆逐艦は名実相伴う海のオールラウンダーだ。空母艦隊においても、単独で任務遂行する際にも、効果的に防御・攻撃することができる」と指摘した。


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