中国の軍事ファンの間では12日、米軍は第5世代ステルス戦闘機をいったい何機配備しているのかが話題となった。きっかけは、米軍事鉱業大手のロッキード・マーティンが公式サイトで11日、同社が第300機の生産型F-35戦闘機を引き渡したと発表した。これまでの300機のF-35には、米国の同盟国の発注した戦闘機も一定程度は含まれているだろうが、それにしてもかなりの数だ。すでに長年にわたって就役している米軍最強第5世代機F-22を加えれば、米軍のステルス戦闘機の保有量は少なくとも400機に達する。
1機のコスト8000万ドル以下に
ロッキード・マーティンの公式ウェブサイトの11日の知らせによると、F-35統合プログラム局とロッキード・マーティン社は第300機の生産型F-35戦闘機を引き渡した。この戦闘機は米空軍のF-35Aに属し、ユタ州のヒル空軍基地に運ばれる。米国と国際顧客すでに引き渡された300機のF-35には、197機のF-35A通常離着陸型、75機のF-35B短距離離陸垂直着陸型、28機のF-35C艦載型が含まれる。620人の飛行士と5600人の整備士が訓練を受け、F-35機の累計飛行時間は14万時間を超えた。
航空機の生産效率も高まり、コストは大幅に引き下がった。報道によると、生産量の増加と效率の高まりに伴い、ロッキード・マーティンは2020年、F-35Aのコストを1機8000万ドルに引き下げられるとされる。そうなれば従来の第4世代機のコストよりも低くなる。報道によると、これまでの経験や教訓を汲み取り、ロッキード・マーティンは、生産プロセスの效率と自動化の水準を高めた。生産設備・機械のグレードアップもはかり、コストを大きく引き下げ、效率を高めた。F-35Aの価格は、最初の契約の価格より60%以上引き下がっている。
過去5年で労働力コストは約75%減った。2015年以来、生産周期は約20%短縮した。F-35の関連企業は2017年、66機引き渡しという目標を実現し、2016年から40%以上増加した。2018年、F-35生産チームは91機の引き渡しを目標とし、生産量の向上を進め、2023年には年産160機レベルへの到達を目指す。