米当局者は14日、朝鮮半島をめぐる重大軍事演習を無期限で停止すると発表した。AFP通信が14日に伝えた。
米国のトランプ大統領は12日の米朝首脳会談の記者会見で、「韓米合同演習を停止する」と表明した。
トランプ氏は朝鮮の最高指導者である金正恩氏とシンガポールで会談した後、米韓合同演習を停止し、「軍事演習は高くつく……(中略)……軍事演習は極めて挑発的だ……(中略)……隣に別の国があるのだから」と表明した。
トランプ氏は帰国後の13日に再び、米朝双方が今後の協議で「誠意」を持つことができれば、米国は米韓軍事演習を停止し「多くの資金を節約する」ことができると述べた。
韓国の文在寅大統領は14日、米韓軍事演習を一時停止することで、朝鮮との相互信頼を構築し、緊張情勢を和らげることを検討してもよいと表明した。中国日報網の14日の報道によると、米朝首脳会談後、米国政府は8月に予定していた米韓合同演習を正式に中止する可能性が高い。ホワイトハウス、国務省、国防総省の複数の当局者は、米国側は早ければ14日に関連する声明を発表すると表明した。
1953年に朝鮮半島が停戦してから、米韓は毎年大規模な合同演習を実施してきた。これには春の「キーリゾルブ」と「フォールイーグル」、8−9月の「乙支フリーダム・ガーディアン」が含まれる。朝鮮はこれらの軍事演習と脅威と恫喝とみなし、米韓に停止を強く求めていた。
2017年の米韓軍事演習には2万人以上の軍事人員が出動し、両国から軍高官が派遣された。また豪州、カナダ、コロンビア、デンマーク、ニュージーランド、オランダなども米韓軍事演習に参加したことがある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月15日