中国の原子力空母はロシアの技術を採用? 専門家「間違いなく自主開発」

中国の原子力空母はロシアの技術を採用? 専門家「間違いなく自主開発」。中国核工業集団有限公司の電子商取引プラットフォームはこのほど、「原子力砕氷総合保障船モデルプロジェクト技術諮問・サービス外部委託プロジェクト」の入札募集公告を発表した…

タグ:電子商取引 空母 原子力 水上艦

発信時間:2018-07-07 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国核工業集団有限公司の電子商取引プラットフォームはこのほど、「原子力砕氷総合保障船モデルプロジェクト技術諮問・サービス外部委託プロジェクト」の入札募集公告を発表した。公告によると、このプロジェクトは「成熟技術を土台として、中国初の原子力砕氷総合保障船を製造する」。国産原子力空母の建造に向けて経験を模索するものとの見方が広がっている。


 原子力砕氷船プロジェクトは多くの海外メディアによって中国の未来の原子力空母と結び付けられている。米誌「ポピュラーメカニクス」(電子版)は「中国、原子力砕氷船を計画 原子力航空母艦への前奏か」と題した記事を掲載し、中国が入札募集を開始した原子力砕氷船は中国史上初の原子力水上艦となるとし、原子力空の建造に道を整え、解放軍海軍にかつてない活動範囲を与えるものとみられると伝えた。


 報道によると、中国は渤海北部に数隻の砕氷船を保有しているが、極地砕氷船は「雪竜号」1隻だけ。2隻目となる通常動力砕氷船は現在建造中で、原子力砕氷船の加入後は、3隻の砕氷船からなる砕氷船隊が形成されるという。報道によると、中国砕氷船を駆動させる原子力装置は、未来の原子力空母に動力を提供することもできる。中国は動力用原子炉を保有しているが、原子力潜水艦に動力を提供するもので、規模も小さい。


 韓国紙「ハンギョレ」の28日の報道によると、未来の中国初の原子力砕氷船は、北極航路の開拓や電力供給、海上補給、人道支援などに幅広く用いられることになる。


 香港地区のメディアは、軍事専門家と業界関係者の話として、砕氷船の原子炉試験が順調に進めば、中国は次世代空母にその技術を使えるとの見方を伝えている。中国は潜水艦用の原子炉技術は持っているが、砕氷船や空母のような巨大な船舶に用いるに十分なものではない。ロシアがこの種の原子炉を中国に販売することに同意すれば、中国の専門家にとっては学習のチャンスとなるという。


 韓国メディアは、匿名の消息筋の情報として、将来建造される「雪竜2号」はロシアの原子炉を搭載する可能性が高いと伝えた。


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