2016年7月以降、Y-20輸送機が中国空軍の開放イベント、軍事パレード、軍事演習で徐々に姿を現すようになっており、機数も増加を続けている。中国メディアの情報によると、今年5月には少なくとも2機のY-20が、空挺兵部隊の降下訓練に参加した。仏サイト「East Pendulum」が9日、伝えた。
この訓練では兵力輸送距離が1000キロを上回った。2機のY-20は落下傘により兵力を地上に投入し、その後さらに大型装備品を地上に投下した。
Y-20の改良型も研究開発中で、これには民間用のY-20貨物輸送機、Y-20の機体をベースとする大型給油機、ロケットを輸送する特殊輸送機などが含まれる可能性がある。
Y-20の製造メーカーは今後、同機の生産能力を拡大する。製造メーカーの生産能力やロシアの中国へのエンジン交付状況に基づき、Y-20の年間生産量は今後、毎年9機に達する見通しだ。中国空軍は2020年にY-20を約40機配備する。
この規模は、中国空軍が2020年に、国土内に重装備師団を1個輸送する能力を手にすることを意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月16日