複数のメディアの報道によると、中国初の空母「遼寧艦」がメンテナンスのため10日早朝、初の国産空母「001A型」に代わり大連の造船所のドックに入った。後者はドックを離れ艤装に入った。これは中国2大空母が初めて大連の造船所内に集結したことを意味する。軍事専門家の李傑氏は科技日報の記者に対して「遼寧艦の就役後で初となる大掛かりなメンテナンス、初の国産空母の艤装にかかる時間はいずれも1年前後だ。それから初の国産空母は海上試験を繰り返し、正式に中国海軍に交付される」と指摘した。李氏は次のように話した。
定期的な点検修理は、空母が再び戦闘力を引き出す上で極めて重要だ。国外の経験によると、ある空母のメンテナンス期間は、空母の全寿命の3分の1を占める。小規模なものであれば直接埠頭で行い、中規模・大規模なものは通常ドック内で行う。大掛かりなメンテナンスは半年から3年かかる。一般的に、通常動力型空母は2年内に終わり、通常は1年ほどだ。原子力空母は恐らく3年かかる。原子力動力装置のメンテンナスがより複雑で、時間がかかるからだ。空母が点検修理のためドックに入れば、重大軍事演習・訓練は一時停止となる。