着実に力を増す中国海軍、電磁カタパルトも開発中

着実に力を増す中国海軍、電磁カタパルトも開発中。中国海軍は手っ取り早い方法で進歩を求め、船舶の設計・技術を過渡的に開発するか「模倣」することで、革新を実現するための試験を行っているというのだ…

タグ:駆逐艦 護衛艦 海軍 ミサイル

発信時間:2018-07-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 6月22日付香港紙・亜洲時報は「中国海軍、作戦能力が徐々に向上」と題した記事を掲載した。中国海軍は長期的に、船舶及び武器装備品の開発で、「模倣」という手段を採用してきた。中国海軍は手っ取り早い方法で進歩を求め、船舶の設計・技術を過渡的に開発するか「模倣」することで、革新を実現するための試験を行っているというのだ。同記事の要旨は下記の通り。


 中国は近年、駆逐艦・護衛艦の数と作戦能力を密かに拡大している。21世紀初頭には051C型/052B型駆逐艦を公開した。これは海軍のステルス技術及び防空面の明らかな空白を補う取り組みだ。


 その後数年に渡り、海軍は実務的かつ穏健な取り組みを行った。経験と人材の成長を基礎とし、052C型や052D型などより先進的な型式を公開した。


 海軍は今年下半期、初の055型駆逐艦を交付される可能性がある。055型駆逐艦は防空、対地攻撃、ミサイル迎撃、対艦、対潜などの能力を持つ。排水量1万3000トン級の055型は、中国版「イージス」と呼ばれ、米国防総省から巡洋艦と位置づけられている。同艦は中国のシーパワーの新たな象徴になる。


 中国は旧ソ連製の空母「遼寧艦」の改造を行った。技術者と船員はこの空母で苦しい取り組みを続け、7年を過ごした。


 海軍が1隻目の空母の改造で見せた忍耐力は、2隻目の空母の建造ペースとは対照的だ。後者の初歩的な建造は2013年末に始まり、今年5月に初の海上試験航行を実施した。


 新型空母の5月の初航行に伴い、解放軍は遼寧艦による空母打撃群も戦闘準備を整えたと発表した。


 複座型のJ-15戦闘機が4月に初飛行し、最新の空母と同時に使用される見通しだ。


 中国政府は現在、先進的な電磁カタパルトの研究と開発を行っているが、同じような手法を採用している。報道によると、J-15などの戦闘機が陸上電磁カタパルトを使い、すでに数万回離陸しているという。


 電磁カタパルトは2隻目の国産空母に搭載される。同空母はより大きな飛行甲板を持つ。新たな固定翼早期警戒機と給油機も開発中で、新たな発艦システムを使用することはほぼ間違いない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月21日  

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