国務委員兼外交部長の王毅氏は2日午後、シンガポールで開かれた中国・ASEAN(10プラス1)外相会議に出席後、内外メディア向けに記者会見を開いた。記者からの「中米経済・貿易摩擦は、双方の半島問題の協力に影響を及ぼすか」という質問に対して、王氏は次のように回答した。
中国は責任を果たす国であり、外交事務の処理では原則を堅持し、取引には応じない。我々はすべての物事と問題そのものの理非曲直に基づき中国側の立場を決める。我々は世界の正義を堅持し、国際関係の基本準則を堅持する。中国側は一貫して、半島の核問題の解決の正しい道は、半島の完全な非核化を実現する一方で半島の平和枠組みを構築することであり、どちらが欠けることも許されないと考えている。半島の非核化の流れ、平和枠組みの構築は相互促進し、米国と朝鮮を含む国際社会の共同の利益に合致する。中国側は引き続き、この基本的な原則と方向を堅持する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月3日