国際軍事コンテスト「Aviadarts−2018」が7月下旬から8月上旬にかけ、ロシアの首都モスクワから南東に196キロ離れたリャザンで開催された。中国、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの空軍機が集結した。中国空軍は今回、J-10A、JH-7A、H-6K、Il-76、Y-9の5機種を、戦闘機、戦闘爆撃機、爆撃機、輸送機の競技に派遣した。参加する機種数と機数は過去最多。H-6Kと一部のIl-76が国内から会場に直接向かうほか、残りの軍機は2カ所の経由地で着陸する。
若き空軍パイロットは着陸空港の低雲・降雨、航路上の雷、強対流といった不利な気象状況を克服し、超長距離移動任務を順調に完了した。ルールによると競技は次の3段階に分かれる。第1段階は体力テスト、第2段階は目視偵察及び特技、第3段階は武器使用と重装備の空中投下。第2・3段階のルールと実施方法は、ロシア軍が実戦経験と結びつけ決めたものだ。例えば正確な着陸は、戦場環境における短く狭い滑走路での離着陸を想定している。