中国空軍、無人機で米空母を監視

中国空軍、無人機で米空母を監視。無人機は解放軍が重点的に発展させる分野であるばかりか、世界の軍事大国が普遍的に注目する分野でもある。米国、欧州、イスラエルなどの国が装備品の無人化に全力を尽くしている…

タグ:無人機 偵察機 衛星通信 航続時間

発信時間:2018-08-28 14:17:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「中国人民解放軍は、軍用ロボットと無人システムの発展を積極的に推進している」香港紙『南華早報』(電子版)は26日、「中国の軍事戦略の一部になる無人機」と題した記事の中で、中国の陸海空軍及びロケット軍に配備されている無人機をまとめた。中国の専門家は「無人機は解放軍が重点的に発展させる分野であるばかりか、世界の軍事大国が普遍的に注目する分野でもある。米国、欧州、イスラエルなどの国が装備品の無人化に全力を尽くしている」と述べた。


 小・中型無人機を配備


 同記事によると、解放軍地上部隊は多くの無人機を手にしている。主に小ぶりで戦術レベルの型式で、通常は戦場の偵察や火砲の照準調節による攻撃の精度向上に用いられる。そのうちの多くが西安市の企業が生産したASNシリーズ無人機だ。この固定翼無人機は伝統的な設計を採用しており、中等アスペクト比主翼設計を持ち、砲兵の支援に用いられる。戦術情報と偵察能力の向上に伴い、JWP-02無人機が2013年頃に中国砲兵部隊に交付された。これは砲兵の照準調節と破壊状況の評価、及び長距離精密火力攻撃のサポートに用いることができる。


 同記事によると、中国海軍は通常、小ぶりの戦術無人機を使う。しかし中国は数少ない複雑な無人偵察機も保有している。特にBZK-005(もしくは「長鷹」)は航続時間の長い中空無人機だ。同期は米国のグローバルホークに相当し、最大航続距離は2400キロ、最大航続時間は40時間。少なくとも2013年から東中国海周辺で活動しており、2016年には南中国海の関連島礁に配備されたという報告もある。その一方でASN-209(もしくは「銀鷹」)は中航続時間の中空無人機で、2011年より中国海軍の長距離通信支援と電子対抗に使用されている。航続距離は200キロ、最大航続時間は10時間。戦闘中に衛星が敵国によって麻痺させられた場合、衛星通信の代わりの役割を果たすことができる。作戦中には、ミサイル誘導の中継に用いられる。


 同記事によると、ロケット軍は解放軍陸軍と同じく主にASN無人機を、戦場の監視・偵察、標的の位置特定、破壊状況の評価に用いている。これらの無人機は戦術・作戦レベルの火砲・ロケット発射装置及びミサイルの座標の特定を支援する。

 

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