南中国海問題、中国の意志と決意を甘く見るな=劉暁明駐英大使

南中国海問題、中国の意志と決意を甘く見るな=劉暁明駐英大使。航行の自由は決して「横行の自由」ではなく、他国の領海に闖入し、他国の主権を侵す自由では決してない。このような「自由」は阻止しなければならず、さもなければ南中国海に平穏の日は訪れない…

タグ:南中国海 軍艦 軍機 自由航行

発信時間:2018-09-20 15:38:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の劉暁明駐英大使は英国時間19日、英国連邦年間外交官研修会に出席し、スピーチを行った。劉市は南中国海問題について、次のように述べた。


 南中国海問題が最近、また大げさに取り上げられている。ところで、実情はどうなっているのだろうか。事実は雄弁に勝る。中国とASEAN諸国の共同の努力により、南中国海情勢は好転を続けている。各国は交渉と協議を再開し関連係争を解決する正しい軌道に戻っている。中国と関係諸国間の関係は健全かつ安定的に発展している。


 中国とASEAN諸国は「南中国海各方行為宣言」を全面的に履行し、「南中国海行為準則」の交渉を積極的に推進している。中国とASEAN諸国は最近、「南中国海行為準則」の単一交渉書簡の草案をめぐり合意に達した。これは地域諸国が南中国海問題を適切に処理し、地域の恒久の安定・発展・繁栄を実現する自信・能力・知恵を持つことを十分に説明している。


 不可解なことに、一部の域外大国は穏やかな南中国海を見たくないのか、軍艦と軍機を遠路はるばる南中国海に派遣しトラブルを構えている。広々とした南中国海の航路を通過せず、わざわざ「航行の自由」の旗印を掲げ中国の島礁付近に違法進入し武力誇示している。中国の主権を侵犯し、中国の安全を脅かし、地域の平和と安定を損ねている。事実上、南中国海の航行の自由にはこれまで、いかなる問題も存在したことがない。南中国海では毎年十数万隻の商船が安全かつスムーズに通行しており、いわゆる航行の自由の問題に直面した船舶はない。中国の対外貿易とエネルギー輸送の6割以上が南中国海を経由しており、中国ほど南中国海の航行と飛行の自由を重視している国はない。中国側は一貫して、各国が「国連海洋法条約」を含む国際法に基づき、南中国海で自由に航行・飛行することを尊重し保証しているが、その前提条件となるのは沿岸国の主権と安全への尊重だ。


 航行の自由は決して「横行の自由」ではなく、他国の領海に闖入し、他国の主権を侵す自由では決してない。このような「自由」は阻止しなければならず、さもなければ南中国海に平穏の日は訪れない。誰であっても、国の主権、安全、発展の利益を守る中国の意志、南中国海の平和と安定を守る中国の決意を甘く見ることはできない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月20日

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