中国が自主開発した大型水陸両用機、AG600「鯤竜」が20日、湖北省荊門市の漳河空港で水上初飛行に成功した。これにて中国の大型機はついに「空に上り海に入る」歩みを始め、航空強国の輪郭が徐々に浮かび上がってきた。
「鯤竜は世界で研究中のうち最大の水陸両用機だ」AG600チーフデザイナーの黄領才氏によると、「鯤竜」は昨年末に珠海市で順調に陸上初飛行に成功したが、水陸両用大型機は水上初飛行・離着陸の試練を乗り越えなければ、水陸両用機とは言えない。
中国航空工業集団有限公司の譚瑞松会長は「AG600は今回、水上離陸、空中飛行、水上着陸の能力を検証した。水上初飛行という重大な節目となる試験に無事成功し、再び開発の確かな一歩を踏み出した」と話した。
中国航空工業集団有限公司のの陳元先副総経理は「鯤竜の水上初飛行の成功は、中国が大型水陸両用機の全体設計、空気力学的構造、アビオニクスの完全に独自の知的財産権を完全に把握したことを意味する。AG600は今後開発を加速し、早急に市場進出を実現し、国家緊急救援体制の建設の大型航空装備品に対する需要を満たす」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月22日