習近平国家主席は17日、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーでインドネシアのジョコ大統領と会談した。新華社が伝えた。
習主席は、「中国側はインドネシアと上層部のコミュニケーションを図り、戦略において高度で長期的な角度から両国関係の発展を促していきたいと望んでいる。両国は先月、『一帯一路(the Belt and Road)』と『海洋国家構想』建設の了解覚書を交わし、関連協力を積極的に推し進めている。中国側はジョコ大統領が提唱する『地域総合経済回廊』イニシアティブを重視し、インドネシア側と早急に実質的な協力をスタートしたいと望んでいる。また、中国側はインドネシアからの輸入拡大を望んでおり、両国は金融や電子商取引、人的・文化的といった分野における交流と協力を強化する必要がある。さらに中国側はインドネシア側と共に、中国ASEAN関係の最適化とアップグレードを図り、東アジア協力においてさらなる発展を手にすることを推し進め、国連や世界貿易機関(WTO)、G20サミットといった多国間の枠組みにおけるコミュニケーションと協調の強化を望んでいる。また中国側はインドネシアとアジア太平洋経済協力会議(APEC)の枠組みの中でコミュニケーションと協調を強化することを望んでおり、今年の首脳会議において積極的な成果が得られるよう尽力するとともに、引き続きアジア太平洋経済協力における一体化プロセスを推し進め、アジア太平洋と世界経済の発展に新たな原動力を注いでいきたい」とした。
一方のジョコ大統領は、「インドネシアは中国側と一連の重要な協力協議と共通認識に達した点について非常に喜ばしく感じており、両国がさらに幅広い分野で協力を強化していくことを望んでいる。インドネシアは中国ASEAN関係の発展を支持し、中国側と国際及び地域の問題において密接なコミュニケーションと協調を望んでいる」とした。(編集TG)
「人民網日本語版」2018年11月18日