政治>
japanese.china.org.cn |29. 11. 2018

習主席、スペインのサンチェス首相と会談

タグ: スペイン 一帯一路 45周年 共同声明

 

 習近平国家主席は現地時間28日にマドリードで、スペインのサンチェス首相と会談した。双方は中国・スペイン関係の発展について幅広い共通認識を形成した。また両国の国交樹立45周年を新たなスタートラインとし、両国関係の新たなさらに大きな発展を推進し、両国民により多くの幸福をもたらすことで合意した。


 習主席は次のように指摘、強調した。


 中国国家主席に再任してから初の訪欧でスペインを訪れたことを喜んでいる。今年は中国・スペイン国交樹立45周年だ。両国の国交樹立以降、二国間関係は国際情勢の変化による試練を迎えたが、常に健全かつ安定的に発展した。中国とスペインの友好は時を経るほど新鮮さを増している。サンチェス首相は中国・スペイン関係の発展に取り組み、「一帯一路」の共同建設を積極的に支持しているが、我々はこれを称賛する。中国側は終始、スペインとの伝統的な友好を惜しみ、スペインの国際事業における重要な影響力を重視している。スペイン側と手を携え努力し、双方の包括的・戦略的パートナーシップの中身を豊富にし、各分野の協力水準を高め、異なる文明の交流の相互参照、異なる社会制度を持つ国の協力・ウィンウィンの模範を打ち立てたい。


 双方はハイレベル交流の強化によって両国関係の発展を政治的に導き、政府部門と立法機関の交流と協力を緊密にし、政治的相互信頼を深めるべきだ。双方の核心的利益と重大な関心事をめぐる相互理解・相互支持を継続し、両国関係の長期的かつ安定的な発展を推進する。双方の「一帯一路」協力には歴史や地理など数多くの利点がある。一帯一路イニシアチブとスペインのアジア戦略、地中海回廊の建設などとの結びつきを強化し、経済・貿易交流を促進し、港湾、海運、航空、新エネ車、金融などの分野の協力を促進し、科学技術と革新の協力を改善する。双方は人文交流を掘り下げ、文化、地方、観光、報道、医療、文化遺産の保護、スポーツなどの分野の交流と協力を強化するべきだ。中国はスペインと共にグローバルガバナンスの改善、気候変動の対応といった国際・地域の重要問題について、意思疎通と連携を維持したい。


 中国は欧州一体化の建設を支持する。中国と欧州は国際秩序の共同維持、グローバルガバナンスの共同促進などで相互支援し、協力を強化するべきだ。我々は一帯一路イニシアチブとEUの発展戦略の結びつきを強化し、アジアと欧州の相互接続を共に推進し、ユーラシア大陸の発展と繁栄を促進したい。西側が積極的な影響力を発揮し、中国・欧州関係の正しい方向への発展を維持することを願う。

 

1  2  >