伝説的なチームがある。彼らは金によって生まれ、黄金によって命名されたが、金がもたらす富から遠く離れ、一年を通じ山にこもり苦労を共にしている。
これは共和国の運命と密接に関わる、共和国と共に成長を続けたエリート部隊だ。4回の編成・調整、4回の任務変更を経たが、初心は終始変わらず、党に忠誠を誓っている。
これは世界の軍事史上ほかに存在しない、地質調査を任務とする「ナショナルチーム」「野戦軍」だ。彼らは風雪と戦い、沼を越え絶壁を登り、命を賭けて死神と戦う。山中を歩き回り祖国のために金鉱を探し、悔いなき青春の壮烈な歌を綴る。
彼らは旧中国人民武装警察部隊黄金部隊だ。
歴史は忘れない。新中国成立当初、中国の金生産量は年間わずか4.07トンのみだった。その後の30年間の全国の金生産量は277トンで、年平均10トン未満となっている。広い面積を持つ資源大国は、金生産の小国だった。これは中国人の重荷、中国指導部が常に気に病む難題になった。
「部隊に金を探しに行かせよ」党と国民からの重責を担い、金を探す「ナショナルチーム」である中国人民解放軍基建工程兵黄金部隊が、1979年3月7日に誕生した。金の王国を目指す突撃戦がこれにて始まった。
発足から40年に渡り、部隊は全国26省(自治区)、46の探鉱エリアで地質調査を行い、325カ所の金鉱を発見し、金資源埋蔵量を2365トンとした。国のため100カ所弱の鉱山を新設・拡大した。27件の科学研究成果が国内外トップ水準に達し、国家経済の建設を力強く支援した。
黄金兵が金鉱を見つければ、現地の小康の道は金色の道に変わる。新たな歴史のスタートラインに立ち、このかつての金を探す部隊は美しい中国を建設する中堅的な力になるだろう。