Y-20空中給油機、J-20の「足」を延ばす

Y-20空中給油機、J-20の「足」を延ばす。別のメディアの報道によると、Y-20を改造した大型空中給油機が、人民解放軍のIl-78及びHY-6空中給油機と同時に駐機している様子が、衛星によって撮影された…

タグ:戦闘機 戦略 空中給油機 燃料

発信時間:2018-12-12 14:06:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 環球時報はロシア・スプートニクの報道を引用し、Y-20輸送機を改造した空中給油機が初飛行に成功したと伝えた。軍事専門家の曹衛東氏は人民網のインタビューに応じた際に、Y-20空中給油機はJ-20の「短足」という問題を解消できると述べた。


 別のメディアの報道によると、Y-20を改造した大型空中給油機が、人民解放軍のIl-78及びHY-6空中給油機と同時に駐機している様子が、衛星によって撮影された。報道は、新たに改造された空中給油機は約70トンの燃料を搭載し、J-11シリーズもしくはJ-20戦闘機6−8機の空中給油の需要を満たすと推測した。


 Y-20は中国が自主開発した大型多用途輸送機で、複雑な気象条件のもと各種物資・人員の長距離空輸任務を遂行できる。Y-20の順調な開発と正式な配備により、中国軍の空中戦略輸送装備品の自主発展の重大な進展が実現された。これは中国航空設計・製造能力が新たな段階に上がり、空軍戦略モデルチェンジ建設が新たなスタートラインに立ったことを意味する。これは中国経済・国防の現代化建設を推進し、災害救助や人道支援などの緊急事態に対応し、空軍の戦略輸送能力と中国軍が使命と任務を効果的に履行する能力を高める上で、重要な意義を持つ。


 軍事専門家はメディアのインタビューに応じた際に、Y-20の空中給油機化により、軍機の航続距離が大幅に延長されるため、「戦力倍増装置」と呼べると述べた。


 J-20は中国の新型ステルス戦闘機だが、ステルス性能を持たないY-20が空中給油を行えば、姿を晒すことにならないだろうか。曹氏は、確かにその可能性があるが対策もあると述べた。「ステルス機の燃料を満タンにし出動させ、帰還する途中で空中給油を行う」J-20は先陣を切る役割を担うため、出撃中に敵に見つからなければ成功だ。期間途中に援護射撃を受けながら空中給油を受けることで、ステルス機の「短足」という問題を解消できる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月12日

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