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japanese.china.org.cn |27. 12. 2018

アデン湾護衛航行10周年 守り続ける中国海軍のベテラン兵たち

タグ: アデン湾 護衛 航行 軍営

 

 蕪湖艦帆綱区隊長の鄧為勇氏、アデン湾の黒顔班長


埠頭を離れる中、鄧為勇氏が係船ロープの状況を真剣にチェック中

 

 日焼けした黒い顔。これは蕪湖艦帆綱区隊長の鄧為勇氏が記者に与えた第一印象だ。日焼けは大海原が彼に与えた印だ。

 

 帆綱兵は苦しい仕事で、風に吹かれ日に晒され、どれほど柔らかな肌であってもざらざらになる。鄧氏の日焼けした顔もそうで、仲間からは「黒勇」と呼ばれている。

 

 2015年9月末、南沙で戦備巡航任務を遂行中の鄧氏は、大慶艦に乗船し第22期護衛航行任務に参加するつもりはないかと聞かれると、「やります」と即答した。2016年8月に蕪湖艦が就役し、鄧氏は同艦帆綱区隊長に任命された。第30期護衛航行任務において、鄧氏は帆綱の作業のほか、公務出張勤務隊の仕事を自ら担当した。食堂を清掃し、ゴミを分別し、調理場で皿洗いをする。その到るところに彼の姿があった。記者は思わず、「毎日これほど多くの仕事をして疲れないのですか」と質問した。

 

 「護衛航行の経験は他では学べないことで、この経験を惜しんだ。船の上での生活で鍛えられた」鄧氏は満足そうに語った。

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