中国の国産空母、第4回海上試験を実施

中国の国産空母、第4回海上試験を実施。遼寧海事局は25日、26−30日にかけて黄海北部の大連東海岸沖で軍事任務を遂行するため、その他の船舶の立ち入りを禁止すると発表した…

タグ:戦闘機 海上試験 負傷 交付

発信時間:2019-01-06 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国初の国産空母「001A型」が27日、第4回海上試験を実施するため出港した。この情報は香港メディアから注目を集めた。香港紙・南華早報が伝えた。


 遼寧海事局は25日、26−30日にかけて黄海北部の大連東海岸沖で軍事任務を遂行するため、その他の船舶の立ち入りを禁止すると発表した。001A型は遼寧省大連市の造船場で6週間のメンテナンスを行ってから、今回の海上試験を開始した。


 アナリストによると、海上試験ではJ-15戦闘機32機のうち一部が発着艦訓練を実施する可能性がある。試験は技術の壁がすでに取り払われており、空母が間もなく就役することを示すことになる。


 最近ネット上で公開された写真によると、飛行甲板には3枚の防護板と軍機3機が確認できる。防護板はジェットエンジンが噴射する排気の方向を変える装置で(特に発艦の際)、甲板の熱による損傷、船員の負傷を防止する。


 001A型は遼寧艦をベースとし、レーダーシステムと艦橋システムのアップグレードなど重大な改良を行っている。満載排水量は7万トンで、J-15を32機搭載できる。同艦は蒸気タービンで動力を提供し、スキージャンプ型の甲板を持つ。


 001A型は今年5月に5日間の処女航海を行った。2回目の海上試験は8月27日に始まり、3回目は10月下旬に始まった。3回目と4回目の間隔は最も短かったが、これは001A型が人民解放軍海軍への正式な交付に向け邁進していることを意味する。


 香港の軍事専門家の宋忠平氏は「軍機の訓練は、その他のすべての技術的問題が解消されたことを意味する。1−3回目の海上試験は主に通信・電力などの問題を解消したが、これは軍機の訓練の基礎を固めた。軍機が順調に発着艦できれば、これは国産空母が就役を間もなく開始することを意味する」と話した。


 北京の軍事観測者の周晨鳴氏も同じ観点を示し、海上試験は空母の空中作業を改善すると述べた。


 中国国防部は001A型の就役の時期について明言していないが、任国強報道官は11月末に、同空母の「建造作業は計画に基づき順調に推進されている。海上試験も安全かつ順調であり、予定の目的を達成した」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月6日

 

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