2020年実施予定の中国初の火星探査、国際資本の参加を歓迎

2020年実施予定の中国初の火星探査、国際資本の参加を歓迎。呉艶華氏によると、嫦娥4号任務の順調な成功を象徴とし、中国月探査プロジェクト第4期及び深宇宙探査プロジェクトが全面的に幕を開けたと表明した…

タグ:月探査 民間資本 宇宙事業

発信時間:2019-01-17 09:58:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 国務院新聞弁公室は北京市で記者会見を開き、月探査プロジェクト「嫦娥4号」任務などの関連状況を紹介した。


 ■嫦娥5号の月面サンプル採集、年内実施へ


 国家航天局副局長、月探査プロジェクト副総指揮の呉艶華氏の紹介によると、嫦娥4号着陸機と月面ローバー「玉兎2号」は正常に切り離されており、相互撮影を行った。地上で鮮明な画像を受信することができた。国内外のペイロードによる探査データが正常にダウンロードされた。中継通信衛星「鵲橋号」は測量・制御・通信の需要を効果的に満たした。着陸機、月面ローバー、中継通信衛星はコンディションが良好で、予定の目標を達成した。プロジェクトは科学探査段階に入り、月探査プロジェクト嫦娥4号任務が順調に成功した。宇宙船が月の裏側に軟着陸し巡回・探査を行うのは人類史上初で、地球と月の裏側の測量・制御通信が初めて実現された。


 呉艶華氏によると、嫦娥4号任務の順調な成功を象徴とし、中国月探査プロジェクト第4期及び深宇宙探査プロジェクトが全面的に幕を開けたと表明した。嫦娥5号月面サンプル採集・帰還任務は、今年の年末頃に実施される。中国初の火星探査任務は、2020年頃に実施される。


 情報によると、中国は2004年より嫦娥1・2・3号、大気圏再突入飛行試験、嫦娥4号の計5回の任務を実施し、「5連勝」を実現した。月探査プロジェクトは2020年までに「周回・着陸・帰還」という3ステップの目標を達成する。


 ■民間資本と国際資本の参加を歓迎


 月探査プロジェクトチーフデザイナーの呉偉仁氏の紹介によると、嫦娥4号はすでに科学探査の段階に移行し初めており、主に次の3つの科学探査を行う。(1)着陸エリアの地形の探査。月の裏側の地質断面などの探査を通じ、月の裏側の地質の起源及び形成を研究する。(2)宇宙放射、太陽放射、太陽フレアの月及び宇宙への影響など、月周辺の宇宙環境の探査。(3)月の物質の成分の研究。呉偉仁氏は「これらは人類にとって初であり、研究の成果は国内外で重大な影響を生むだろう」と述べた。


 呉艶華氏は、「中国の月探査プロジェクトの実施は、商業宇宙事業にも重要な影響を生む。月探査プロジェクトは多くの先進分野、産業のハイテクを牽引する。これらのハイテクは将来的に国民生活に貢献し、大きな転化の価値を持つ。民間資本、特に民間企業がこれらの技術の転移・転化・実用化に参加することを非常に歓迎する。中国政府は今後も開放的な思想を持ち、火星及び深宇宙探査の任務において各種方法を採用する。民間資本と国際資本が参加し、これらの任務をより多くの経費で支えることを歓迎する」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月17日


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