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japanese.china.org.cn |28. 01. 2019

西蔵軍区国境警備歩哨所の結婚式

タグ: 西蔵 雪山 玉麦郷 国境地帯

 

 1月13日、西蔵(チベット)軍区某国境警備団玉麦歩哨所の兵士全員が青空の下、喜びのムードに浸っていた。白い雪山に見守られ、戦友たちの祝福の声のなか、指導員の張錦源さんと妻の王梅さんは素朴だが忘れがたい結婚式を挙げた。


 王さんは重慶市の病院の看護婦で、美しい山の都市から国境警備団の歩哨所にやってきた。彼女は車、航空機、軍用車両、さらに徒歩で2000キロ以上を移動し、標高4500メートル以上の雪山を5つ横断した。ラサ・クンガ空港で航空機を降りると、彼女は高山病に襲われた。一路めまいがし、息苦しく吐き気がし、胃がひっくり返るようだった。


 ところがどれほど高い雪山でも彼女の歩みを止めることができなかった。最も愛する人が玉麦郷の国境地帯にいるからだ。彼女は現地の人々と国境警備兵の感動的な物語を知り、祖国を思う気持ちを深く理解した。そこで彼女は国境地帯で結婚式を挙げ、実際の行動により夫が国境地帯を守ることを支持することを決めた。


 出発前、周囲の友人は彼女に、自分から辛い思いをするべきではないと説得し、旅を諦めさせようとした。ところが王さんは信念を曲げなかった。天の果ても家であり、必ず見に行かなければならないと。


 「彼だ、彼だ!」50時間以上の苦しい移動を経て、王さんはついに果てしなく広がる雪の中、夫の姿を目にした。


 結婚式で、張さんが薬莢で作った指輪をはめると、王さんは感極まり涙を流した。言いたいことは山ほどあったが、それは「あなたは国境警備を愛し、私はあなたを愛する」という一言に凝縮された。

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