日韓関係緊張 「いずも」韓国寄港取り止めへ

日韓関係緊張 「いずも」韓国寄港取り止めへ。日韓関係の緊張が続いていることを受け、日本防衛省は春に予定していた護衛艦「いずも」の韓国への寄港を取りやめる方向で調整している…

タグ:日韓関係 護衛艦 いずも 訓練

発信時間:2019-01-29 17:05:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


日韓関係の緊張が続いていることを受け、日本防衛省は春に予定していた護衛艦「いずも」の韓国への寄港を取りやめる方向で調整している。日本政府関係者が26日、明らかにした。新華網が伝えた。

昨年末に「レーダー照射」をめぐり日韓間で争いが生じて以来、韓国側は日本の軍用機が3回韓国軍艦に接近し、威嚇的低空飛行を行ったと指摘。韓国の鄭景斗国防相は26日、日本軍用機の「挑発」を強く非難し、厳しい対応を海軍に指示した。

■防衛交流が縮小か

日本政府関係者が共同通信に伝えたところでは、春に韓国・釜山でASEAN拡大国防相会議の関連行事が行われる。海上自衛隊は「いずも」など複数の艦船を派遣して釜山に寄港するとともに、共同訓練に参加する予定だった。だが「レーダー照射」をめぐる争いで両国関係の緊張が続いていることを受け、日本防衛省はこれを取り止める方向で調整している。

日本の岩屋毅防衛相は26日に大分県で記者団に「日韓防衛交流の維持は非常に重要だが、日本側はどのような方式が最も妥当か適切に判断する」と述べた。これについて共同通信は、韓国との防衛交流の縮小を示唆するものとの見方を示した。

日本防衛省幹部によると、日韓関係に改善の兆しはなく、防衛協力は抑制的になると見られる。

日韓は「レーダー照射」をめぐる争いの解消に向けて、21日に協議を予定していた。だが日本防衛省は、協議を継続しても真相究明にならないとの理由で打ち切りを宣言した。

■「挑発」を韓国が強く非難

韓国の鄭国防相は26日、釜山海軍基地を突如訪問し、日本軍用機が韓国軍艦に低空飛行での接近を繰り返しているとの詳細な報告を受け、「どの国の海軍でもこのような威嚇的行為は容認できない」とした。

鄭国防相は日本側の「重大な挑発」を強く非難し、厳しい対応を海軍に指示した。

「レーダー照射」をめぐる争いが生じて以来、日本の軍用機は今月23日を含め韓国軍艦に3回接近した。韓国軍側は24日、日本の哨戒機が低空飛行で韓国軍艦を威嚇している写真5枚を公開した。韓国・聯合ニュースによると、写真のレーダー・データは、日本のP3哨戒機が23日、韓国駆逐艦「大祚栄」からわずか540メートルの距離、高度60~70メートルで飛行したことを示している。

韓国国防省の崔賢洙報道官は「日本側は哨戒機が威嚇されたと主張しているが、韓国側艦船が自ら日本側軍用機に接近してはいない。韓国側の見解を認めないのなら、日本側は証拠を示して反論すべきだ」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年1月29日

 

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